2010年03月21日

PBAガイド

4.3. 調達労働力の開発育成:育成プログラム

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連邦政府において広く提供されている調達関連の人材育成プログラムは、連邦調達認定制度、コース教育、ガイダンス、の3種類からなる。職員によるスキルおよびコンピテンシの獲得を目指すだけでなく、その継続的な更新による維持を狙いとしている。

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連邦政府において広く提供されている調達関連の人材育成プログラムは、連邦調達認定制度、コース教育、ガイダンス、の3種類からなる。これらは、連邦調達研究所、国防総省、防衛調達大学校、一般調達庁、人事管理局の相互の協力の下で提供されている。以下では3種類のプログラム系統それぞれについて述べる。

連邦調達認定制度

連邦調達認定制度は、職員の調達コンピテンシが所定の水準に到達したことを認定する制度である。本プログラムは政策指針05-01の指示に基づき、連邦調達研究所によって業務分野ごとに順次策定が進められ、現在では、契約業務、プログラム/プロジェクトマネジメント業務、契約担当者技術代表業務、の3つの分野での認定制度が設けられている。#1

特筆すべきは、この認定制度に基づく実際の認定プロセスと教育の責務が各省庁に委ねられている点である。即ち、連邦調達研究所は認定基準を策定しプログラム推進の大まかなガイドラインを設けはするが、実際の認定作業やその達成に向けた人材育成そのものは各省庁の内部でそれぞれ推進しなければならない。政策指針05-01では最高調達責任者により指名された調達キャリア管理者がこの組織内育成プログラムの指揮を執るものと定めている。

契約業務のための連邦調達認定制度(FAC-C)

専門の契約担当者に必要なコンピテンシの習得を認定する制度である。契約担当者は、契約の開始、統括、終了を決定する権限を備えており、調達業務の中で特に手続き面において強い権限を持った立場にある。目標となるのは契約コンピテンシの獲得である。認定は、実務経験、学歴、研修の3つの実績に基づいて行われる。研修は連邦調達研究所や防衛調達大学校の提供するコース教育の形で提供される。

実務経験は、契約業務における実務経験年数を条件として実績と認められる。認定は更にIからIIIの3つのレベルに分割されており、レベルが進むほどより高度な実績が必要となる。学歴の領域では、所定の学術分野における学士号や相当量の受講実績をもって実績と認められる。会計、法律、マネジメントなどが重視されている。研修の領域では、業務目標の達成に資する契約を構成することが重視され、業務目標と契約の結び付きを把握し、契約に構成する技量、コスト分析、交渉のテクニックの習得が取り入れられている。


(参考文献)

#1
Certification and Career Development Programs (FAI)
https://www.fai.gov/drupal/certification/certification-and-career-development-programs